頭とからだの疲れをとるスーパー食材として注目されているのが鶏の胸肉ですね。

そして、その鶏の胸肉に含まれているスーパーな栄養素が「イミダソールジペプチド(イミダペプチド)」。とっても覚えにくい名前です。

テレビでも結構放送されていましたし、サラダチキンなど商品もお手軽価格で注目されています。

鶏肉だけではなくて、マグロやカツオの尾ひれに近い部分など、動物たちが激しく動かす部位に多く含まれています。疲労しやすく、酷使する部位に含まれているなんて、なんだかサディスティックな物質ですね・・・その中でもダントツなのが『鶏胸肉』で、100g当たりの含有量が1223mg!といわれても、それがすごいのかどうかわかりにくいですよね・・・

推奨される摂取量は、「1日当たり鶏胸肉100g」×2週間以上。毎日です。これを続けると、抗疲労効果が現れて来るとの事。

清水恵一郎らが行った2009年の研究結果では、1日200㎎以上の摂取で効果を発揮し、400㎎を摂取していた群ではより効果が明らかだったと報告されています。

この「イミダゾールジペプチド」は、強い抗酸化力を持っているという訳ではないのですが、脳で特異的に働く仕組みがあります。

まず「ペプチド」は、アミノ酸が結合してできた化合物です。

「イミダゾールジペプチド」は、体内に入ると消化されて小腸から吸収され、血液中や肝臓でヒスチジンとβーアラニンという2種類のアミノ酸に分解されます。これらは単独では抗酸化力がないのですが、脳の組織に運ばれることで、酵素の働きによりイミダペプチドに再合成され、抗酸化力を発揮します!

抗酸化物質は、全身で作用するものが多いのですが、イミダペプチドは脳で作用するのが特徴です。

イミダペプチドは、脳の疲労原因である活性酵素を抑える働きをします。

活性酵素は絶えず発生しており、脳の自律神経の中枢を攻撃しているのですが、イミダペプチドはそこに留まり続けて、活性酵素を常時消去するという持続性があります!粘り強いんですね~。

抗酸化物質というと、赤ワインに含まれるポリフェーノール(レスベラトロール)などが有名ですが、残念ながらイミダペプチドのように体内に長くとどまることができません。

加熱処理をしても劣化しないのも良い点です。そして、胸肉って安いのも助かります。

疲労感を訴えている人は、タンパク質の摂取が少ないという調査結果もあり、鶏胸肉はイミダペプチドのみでなく、「タンパク質」も程よく含まれており、まさに一石二鳥!

パサつきが気になる胸肉ですが、調理方法を工夫することで改善も可能ですので、これからもどんどん毎日の食事にとりいれていきたいと計画中です。

☆詳しくは、日経トレンディ 2017年7月号をチェック!

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