脳科学者 池谷裕二氏による仕事の優先順位の付け方についてです。

優先順位=段取りと関連が強いのは脳の前頭前野の『後部中前頭回』と大脳の深部にある『大脳基底核』です。

<後部中前頭回>

名前からは後ろ?前?どっちにあるの?という感じですが、脳の前の方に位置しています。

計画を立てるときに働く部位で、意味の処理やカテゴリーの認識に関わります。損傷すると言語計算の能力に障害が出ると言われています。

物事を効率的に進めるために過去の経験や今の状況から優先順位を適切に判断します。

<大脳基底核>

真ん中奥深い部分にあります。

実行に関わる部位です。計画を指示通りに実行するにはここを働かせなければなりません。

自分の意思による「随意運動」と密接に関わっており、損傷すると意思に関わらず手足が動くなどの症状が出ると言われています。

この二つの部位をうまく働かせて、①優先順位を付けて、②うまく実行できるか、ということです。

一度にたくさんの情報を得ると正しく優先順位付けをすることが難しくなります。

これは「ワーキングメモリ」の問題とされています。

<ワーキングメモリ>

作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力

容量には限界があり、人間が同時に頭の中で処理できるのは7個と言われています。

実際には個人差があり、7±2程度と考えられています。

段取りが付かずに困っている時は自分の容量を超えてしまっているのかもしれません。そんなときは、やすべきことを紙に書きっ出して「視える化」を図ります。

脳の中だけで考えようとするよりも効率的になります。

ざっくりと重要度と緊急度の軸で4つに分類する方が1から順番を付けるよりも整理をしやすくなります。

緊急度の高いものが上位にランキングされがちですが、その中ですぐに手を付けるべきタスクを3つ選ぶとすれば、2つは緊急度の高さで1つは重要度>緊急度のものを選択するのがコツのようです。

難のコツかというと、キャリアを長い目で見た時に緊急度はさほど出なくとも、自分にとって重要なものが必要になるからとのアドバイスでした。

基本、看護師という仕事(特に急性期病棟)は緊急度が高い者ばかりなのですが、結構、日頃の仕事に活かせるのではないかなと思います。

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