今日は新型コロナウイルスとワクチンへの対策のために、免疫について振り返ろうと思います。

ます、免疫の主役である白血球骨髄(骨の中)にある造血幹細胞で作られ、血液リンパ液で体中に運ばれてゆきます。

リンパ節はこのリンパ液が流れるリンパ管の基地的な場所です。

白血球は大きく5つ(①好中球、②リンパ球T細胞B細胞、③単球マクロファージ、④好酸球、⑤好塩基級)に分類されます。

好中球は、最も数の多い白血球で、感染により体内に侵入した病原体を捕食してやっつける、自然免疫で重要な役割を果たします。好中球の多様な酵素が病原体を分解・処理するのです。

②ー1リンパ球T細胞は、さらに3種類にわかれます。病原体のかけらを抗原(≒病原体のかけら)」として提示し、B細胞にはたらきかえて抗体を産生させます(ヘルパーT 細胞)。

弱いですがT細胞も病原体をやっつける作用を持ちます(細胞障害性T細胞、以前はキラーT細胞とも呼ばれた)。

また、B細胞の抗体の産生など他の白血球の活性を調整する役割も果たします(制御性T細胞)。アレルギーなどの免疫反応が起こりすぎないように調整されています。このバランスが崩れるとサイトカインストームが引き起こされるなど、正常の細胞まで攻撃されて致死的な状態を招くことがあります。

②ー2リンパ球B細胞は、T細胞に提示された抗原を元に、病原体を無力化させるタンパク質の一種である抗体を産出して、体内に放出します。これにより、前に入ってきたものと同じ病原体は、より強く攻撃されます。結果として、二度目はかかりにくくなったり、かかっても症状が軽く抑えられます。

パワーアップしたB細胞は形質細胞へと転化して、大量の抗体を産生するようになります。

※抗原検査と抗体検査は調べているもの自体が異なります

単球は、血液中では大きな細胞で、血液中から組織内へ移動するとマクロファージへと変化(成熟)します。好中球と同じように貪食した抗原をT細胞に提示します。病原体を消化・処理する高い能力を持っています。

④好酸球は、寄生生物の殺傷を介助し、アレルギー性炎症反応に関わるものです。

⑤好塩基球は、 ヒスタミンやセロトニンを分泌して炎症反応(病原体への攻撃)を起こします。 

これらの自然免疫を経て、B細胞から転化した形質細胞の一部がメモリーB細胞として長期間生き残り、次の感染に対応し、再侵入に備えるのが獲得免疫(適応免疫)です。通常のB細胞の寿命は数日から数か月ですが、長いと週十年です。

新型コロナウイルスに関してはこの記憶がどれくらい残るものなのか、個人差も含めて不明な状況のようです。

従来の予防接種では、死滅した病原体や弱毒化した病原体をワクチンとして接種して免疫を獲得してきました。新型コロナウイルスのmRNAワクチンはタイプが異なり、新型コロナウイルスの病原体のスパイクタンパク質の設計図を体の中に入れて、自らスパイクタンパク質をつくらせます。

この辺りは、タンパク質の転写などの仕組みを振り返らないと理解が難しい方もいるかもしれません。私も教科書や情報を見直して看護学生の頃に習った体の仕組みを思い出しました。不安がらずに、基礎的なところから振り返りが必要だなと思いました。

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